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2021/10/29 12:09


なぜ、ロックTをはじめたのか

ビートルズが来日した1966年に生まれました。
4つ上の兄(中西さんと一つ違いです)の影響で、自然とロックを聴き始め、彼が持っていたKISSのロゴTシャツを勝手に着てよく怒られました。中学になるとお年玉をためてエレキギターを手に入れ、ベットで一緒に寝るぐらい、片時も手放しませんでした。
一方、学校では先生が「エレキギターを弾くやつは不良だ!」と普通に発言していた時代で、「そうか、オレは不良なのだ。かっこいいな」とほくそ笑んでいました。


「ROCK=邪悪=大人たちに対する反抗」なんとステキな方程式。


コロナがはじまり、中西さんから「ヒマやから何かしようよ」と連絡をいただきました。
そのとき頭に浮かんだのが兄のKISSのTシャツだったんです。
フリーランスデザイナーとして28年。中西さんも数十年職人さんとして働いてこられた訳で、いわゆるサラリーマンではないので(失礼)、自由な精神というか、学生時代から心に思ってることは汚されていないと考えたんですね。

そうなったらもうROCKしかないじゃないですか!バンド名をプリントすることは全く考えませんでした(著作権もありますし)。僕が愛するロックアーティストの歌詞の一部を、得意なタイポグラフィックでデザインして自分で着たい。
僕と中西さんと同じ時代を生きたロックアーティストたちのメッセージを皆に知って欲しい。
ぶっちゃけ売れなくてもいい。なんなら売らない。なので、こうしたら売れるかしら、とか考えてデザインしていません。不良ですから。

でも、やっぱり、もし気に入ってくれたら買って着て欲しい。

僕と中西さんの仲間になって欲しい、そう思っています。